地方の大富豪!? と見紛うほど立派な豪邸にお住まいの高橋さん。てっきり代々受け継がれている歴史ある古民家なのかと思いきや、なんと20年ほど前にお爺さまが建てられたこだわりの家だそう。完成までに2年ほどかかったというから、この時代には珍しい匠の技が随所に光る丁寧な建築です。
玄関の引き戸の奥には、テレビでしか見たことがないような(奥から組長?が出てきそうな…といったら想像できます?)普通の家ならゆうに1部屋は取れるであろう広〜い玄関ホールが! 今回はそちらにお邪魔し、奥様にお話を伺いました。
約20年ほど前に、直売所のオーナーさんから声をかけていただきスタートしました。多少の入れ替わりはありましたが、だいたい同じメンバーでずっと続けています。
地域のお祭りの日や盆暮れと、野菜が取れない2月末〜5月末はお休みですが、それ以外は毎日朝の7時〜11時くらいまで販売しています。当番が回ってくるのはだいたい10日に1回なのでムリなく続けることができています。
もともと、新鮮なとうもろこしを地域の人たちに食べてもらおう、ということで始まった直売所なんです。今でも夏の一押しはとうもろこしで、平日でも1日に700〜800本は売れますよ。土日はその倍の本数が売れます。
夏はほかに、きゅうりやトマトなど。取りたての味は格別ですよ!
この時期はけっこう種類が豊富。最近健康への効果が期待できるということで流行っているせいか、ブロッコリーが喜ばれています。うちのはスーパーで売っているのよりも茎が長めなので、茎も捨てずに味わって欲しいです。私は軽く湯がいて、オイル系のドレッシングで炒めるのが大好き。簡単だし美味しいのでぜひ試してみてください。
他には大根・白菜・キャベツ・長ネギ・さつまいも・カブ・ロマネスコなど。とくにオススメなのはほうれん草です。肉厚で味が濃くてびっくりすると思いますよ。
値段も計算しやすいように100円とか150円とか、気持ちのいい明瞭会計(笑)。
販売がが毎日だったら、きっと準備などが大変で続かなかったと思うんですけど、持ち回りの当番制なので負担も少なく、むしろ楽しんでやっています。お客さんから「この前の美味しかった」「こんなふうに料理して食べたよ」と教えてもらったり、毎回楽しみに買いにきてくれる方がいたりするので励みになります。
もちろん農家としては苦労はたくさんありますよ。とくに天候に左右されてしまうことですね。去年の大雨では、大切に育てたゴボウがダメになり、本当にがっかりしました。
メインは私ですが、主人が野菜の準備をしてくれたり、29歳の息子も5、6年前から一緒にやっています。最近はウチの息子だけじゃなく、他の農家さんでも若い人たちが増えてきて驚いています。そういう若い世代の人たちの交流の場としても直売所はいいのかもしれません。同世代の仲間が増えて横の繋がりができれば、モチベーションにもなりますからね。
うちは駐車場、貸事務所、アパートも持っているので、そこのメンテナンスをホームスタッフさんにお願いしているんです。もともとは犬の散歩仲間のご近所さんから「いい工務店があるから」と紹介してもらったのが出会いのきっかけです。以来、庭にあった古い蔵を壊して新しく倉庫を作るときにもお願いしましたし、小さなことから大きなことまですっかりお任せしています。
そうねえ、信頼関係が滲み出ちゃってるのかしら(笑)。アパートの住人の方から何かトラブルで連絡が来ると、もう直接堀越さんとやりとりしてもらってるの。その方が工事の日程調整も早いでしょ? それが一番住人の方のためになるし、私にとってもありがたいから。
だけど、これは信頼関係があるからできること。堀越さんの人柄ね!
安くて新鮮な自慢の野菜をたくさん用意してお待ちしておりますので、ぜひ気軽に立ち寄ってください! 7時オープンですが、11時にはほとんど売り切れてしまうので、できるだけ早い時間がオススメです。
ホムスタさんの宣伝もしておかなくちゃね(笑)。とにかく困ったときに文句も言わずすぐに来てくれるし、長いお付き合いになれば、(ここだけの話)ときにはお勉強もしてくれるはず(?)。家まわりのことで少しでも気になることがあれば、とりあえず連絡しちゃって!
聞き手/ホムスタ編集部・花摘
OPEN AM7:00~ 売切れ次第終了になります。
住所:神奈川県横浜市瀬谷区瀬谷町7634付近
Copyright © Yokohama-home-staff.inc.