<ブリーダーの難波さん>
ん?猫カフェ!? と思わずお茶しに入りたくなるような洒落た店先。
巨大なグレーの猫ちゃんタペストリーが目を惹きます。
あとでびっくりしたのが、この猫ちゃん、ご主人にソックリ(笑)。
今日ご紹介するのは、ホムスタに隣接する(というか敷地内?)
ブリティッシュ・ショートヘア専門店
『CATTERY BLUE BEAN』の難波広美さんです。
20年ほど前に下川井町で犬専門店をオープンしました。子どもの頃から犬や猫が大好きで、マルチーズやチャウチャウ犬を飼っていたのですが、可愛がっていたチャウチャウの子供が欲しいなあ…と思ったのがブリーダーを始めたきっかけです。下川井町で11年ほど営業し、その後今の場所に引っ越しました。3年前からは猫専門店になりました。
よく言われます(笑)。何件もペットショップをまわって、最後にうちにきてくれるお客さんが多いのですが、みなさん「猫が幸せそう」とか「全然臭いがしませんね」と言ってくださいます。猫が大好きなので、なるべく運動させてあげたいし、清潔な環境で過ごしてもらいたいから…。清潔に保つためにはシートを頻繁に交換したりしなければならず、手間もコストもかかります。普通のショップではなかなかできないかもしれません。
ありがとうございます。ペットショップの猫たちは、あまり大きくならないように食事も少なめにするのが普通ですが、うちの子たちはいっぱい食べて元気に大きくなってもらってます。この仕事をしていると一番大変なのは、猫たちの健康管理ですが、ストレスなく楽しく過ごしているせいか、うちの子たちはいたって健康。
ある一人暮らしのおばあちゃんが、猫を飼いたいけど年齢的な問題で動物保護団体にも譲渡を断られてしまった、と悲しそうにいらしたんです。猫への愛情が伝わってきたので、ぜひ一緒に暮らして欲しいと思いました。もしもの時にはうちが引き取りますから! とお約束してお譲りしたんですよ。
それまで一人暮らしで元気もなかったその方は、猫を飼い始めてからどんどん明るくなって外にも出かけるようになり、孫が遊びに来てくれるようにもなりました。猫を通して、その方の生活や人生まで変えることができるんだ! と嬉しくなりましたね。
はい。そのおばあちゃんの変化がご家族の心まで動かして、結局はイザとなったら息子さんが猫を引き取る、と言ってくださいました。おばあちゃんは安心して猫との生活を楽しめるようになり、本当によかったなぁと思いました。
うちのほうが半年くらい先にここで店を構えていたんですけど、ある日、斉藤社長がうしろの物件を見にきました。道の向こうからうちの方を眺めて社員の方と何やらヒソヒソ…。そしたらうちの主人が「何見てんだよ!」ってぶっきらぼうに声をかけて。斉藤社長は因縁つけられたと思ったのか、ビビりながら「事務所にする土地を見にきたんですけど…」って答えたらしくて。そこで、主人が「いいじゃん、いいじゃん! 借りちゃいなよ!」って(笑)
言ってみればうちの専属DIYアドバイザーって感じですね。ドアとか柵とかキャットウォークの作り方を教えてくれたり、材料を持ってきてくれたり、道具も無料で貸してくれたり。いろいろ作ってもらってもいます。店先で屋台風に物販やりたいんだけど、って相談したら、こんなに素敵なワゴン? を作ってくれました。外国の市場みたいな雰囲気でしょ? ここで花を売ったこともあって、気に入ってるの。これからも頼りにさせてもらうわね。
(聞き手/ホムスタ編集部・花摘)
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