年末といえば、真っ先に思い浮かぶのが「大掃除」です。
そして次に襲ってくるのが「面倒だなぁ」「大変だなぁ」「腰が痛くなるなぁ」などマイナス・ワードばかりなのは、私だけでしょうか!?
これから一生この「年末の憂鬱」と付き合っていくなんて…。
「掃除の手間がかからない家」を手に入れる良い方法はないんだろうか?
日々、ラクすることばかりを考えている私のところに、
比較的簡単なリフォームで、大掃除だけでなく日頃のお手入れまで
飛躍的にラクになるらしい!? という噂が聞こえてきました。
そんな夢のような話が本当にあるのか、さっそく齋藤社長に質問してみましょう♪
編集部:料理が好きなので、年末になるとガスコンロもコンロ周りも換気扇も、かなりベットベトになっていて掃除が大変なんですよね。大量に油汚れ用洗剤を使うせいで、気分が悪くなったりします。
齋藤:今はいくらでも掃除がラクな商品があるんだよ。まずガスコンロは、ガラストップタイプにすれば、料理のあと軽く拭き取るだけで元通りのピカピカに。わざわざ年末に大掃除する必要なし! 魚焼きグリルも、網を使わないプレートタイプにすればお手入れはノンストレスです。
編集部:え!そうなんですか!? じゃあ換気扇はどうですか? 流石に換気扇は掃除しなくていいタイプなんてあり得ないでしょう。
齋藤:いやいや、レンジフードがないタイプやフィルターレスのタイプなら、内部の清掃が3年間不要とうたっている商品もあるんですよ。それでもお年寄りの方とか、どうしても内部の汚れが気になるというなら、小型フィルター付きというのがオススメかな。そうそう、タンクにお湯を設置するだけで自動洗浄してくれる優れものもあります! 換気扇に関しては、主婦の方は皆さん独自のこだわりがあるようなので、ショールームで実物を見て、自分に合ったタイプを選ぶのが一番。
編集部:大掃除といえば、レンジのプロペラを洗剤液に浸ける…というのがお決まりの光景だったのに! そこまで進化すると、むしろ寂しいくらいですね(笑)。
齋藤:シンクに関しては、シャワー水栓ホースタイプに変えるだけで、もうびっくりするくらい日々の掃除がラクになるんだから。シンクの隅々まで水をかけることができるし、流れ出る水に気泡が含まれていて水ハネしにくいタイプもあるので、とても使いやすいよ。日常的に食器を洗うときも気持ちいいしね!
編集部:でもホースのあるタイプは水アカがつきやすいイメージがあって、むしろ掃除が大変なのでは?
齋藤:今はね、そういう場所を掃除するのにちょうどいい便利グッズもたくさん売ってるし、問題ないですよ。
編集部:お恥ずかしながら、年に1回…いや数年に1回くらいしか、家具の裏とかベッドの下って見ないんですけど、埃の中にダニが生息しているという話も聞くので、気になってはいるんですよね。あとサッシの溝とか!
簡単に掃除できる方法ってないんでしょうか。
齋藤:まあ、リフォームとは違う話になるけど、普段から埃が溜まらないようにサッシの溝はブラシがけするのが簡単ですね。塗装用のブラシで「ラスター」っていうのが使いやすくてお手頃な価格なので、一つあると便利です。
編集部:なるほど、プロが使う道具は盲点でした。
齋藤:家具の裏の埃問題は、「カグスベール」で家具を簡単に動かせるようにするか、「ブロワー」を一台持っていると何かと便利ですよ。玄関周りの砂とかも、ホウキでなくブロワーなら一発で吹き飛んじゃう(笑)。あ!サッシにも使えるね。
編集部:なんと! 掃除機で「吸う」のではなく、ブロワーで「吹き飛ばす」作戦とは…。逆転の発想ですね! 目からウロコです。
編集部:運気を上げるためには、トイレと玄関を綺麗にしろ! とよく風水の本に書いてあるんですよねえ。玄関はまだしも、トイレって新しいうちは頑張れても、長年使っているうちに汚れが落ちにくくなったり、細かい部分が多くて手が届かなかったり、もう憂鬱度ダントツ1位なんです(涙)。
齋藤:そんなに憂鬱なら、運気アップのためにも最新のフチ無しタイプの便器に変えたほうがいい! 信じられないくらい掃除がラクちん。最新のものならシャワーも掃除しやすくできているし、埃が溜まりににくいデザインが豊富に揃っています。
編集部:そうなんですか? 便器の形なんてみんな似たりよったりだと思っていました。
齋藤:便器だけじゃないよ。水のタンクがないタイプもあるし、リモコンが壁設置タイプのものを選べば、便器周辺がスッキリして掃除の邪魔にもならず、汚れの溜まりやすい狭い隙間もなくなるよね。
陶器の機能も昔よりも格段に上がっています。抗菌はもちろん、汚れ防止コーティングされていて「100年間綺麗が続く」という商品もあるし。
節水の機能もどんどん上がって、これまでの約半分の水量で洗い流せたりします。
編集部:ひゃ〜、すごいですね。知らないうちに、住まい周り商品のスペックは驚くほど進化していたんですねえ!
齋藤:水廻り全体のリフォームでは、最近は新しい素材が喜ばれています。例えば、壁をクロスではなくパネル(セラミック製や磁石がつくホーロー)にしたり、床の素材を防水性に優れた長尺シート(店舗用の床シート材)にしたり。
編集部:お客様はどんな感想を持たれていますか?
齋藤:「こんなに簡単に掃除ができるなんてびっくり!」とか「そもそも汚れがつきにくいから掃除の回数が減った」と言われます。新しい素材は、ニオイもつかないものが多いので、空気もクリーンになって水廻りには最適だよね。
編集部:ふむふむ…。壁や床の材質を変えるという手もあるんですね。
最後に、リフォームする場合に気を付ける点などあればアドバイスお願いします!
齋藤:トイレ、洗面所、お風呂場、キッチンなど、いわゆる水廻りは同時に工事すると費用がお得になる、とススメられることがあるし、実際そうだと思うのですが、そこは落とし穴です。
目先の工事費用の安さよりも、一箇所ずつ最適な素材選びをすることを重視してください。修理や掃除、次のリフォーム時期のことなどトータルで考えると、良い素材選びはとても重要です。くれぐれも一時的な出費に惑わされないで。
安い素材で汚れが付きやすかったら、結局年中掃除しなければならなくなって、また同じお悩みスパイラルに陥ってしまいますからね。
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