今回は損害保険の代理店という強みをいかしたリフォーム事例です。皆さんが契約している火災保険(住宅総合保険)。意外にその仕組みは知られていないんですよね。火災保険って火事の時に使うものでしょ?そう思われている方が多いのですが、実はトイレ・洗面台の「水漏れ」から、屋根・外壁の「雨漏り」、排水溝の「つまり」等、お家の不具合の多くが実は火災保険の対象なんです。
保険会社との契約内容にもよりますが、適応と判断されれば修理費の全額(または一部)を保険会社が負担してくれます。
今回ご紹介する店舗(床屋さん)兼ご自宅も、以前にあった雨漏りと洗面台の水漏れから調査をさせて頂くと保険の対象でしたので、申請をおすすめして、屋上と浴室が保険適応となりリフォームをさせて頂く事になりました。
「毎年大変なんだよ…」そうおっしゃるお父様。毎年、梅雨時期の来る前に屋上に上り防水塗材を塗るという大変なメンテナンスをすべてお一人でされていたそうです。
何層にも塗り重なれた防水塗材の跡。一目見てお父様の長年のご苦労が痛いほど分かりました。こんなに大きい面積をお一人でメンテナンスされているとは頭が下がります。今回ご相談を頂き、今までお父様が守ってきた屋根を私達が引き継ぎ、今後メンテナンスのいらないようにリフォームさせて頂きました。
【BEFORE】
屋上を調査してみると、塗材を何度か塗っている事で、防水層とコンクリートの間に水がしみ込んでしまっている状態でした。
※実はこの状態ですと、従来の施工法では工事が出来ません。
こういった屋上防水工事であれば「ウレタン工法」「FRP工法」といった塗る方法、または「塩ビシート防水」といった貼る方法が一般的。(完全に乾燥しなければ工事できない工法)
ですが今回は、下地の状態やここまでの屋上の広さ等一つひとつの課題を検証し、あえて一般的な工法を行わず、直にはつけない「非粘着工法」という施工方法を実施。長年の不具合により、湿気がたまり水気が抜けなくても直す事の出来る画期的な工法です。
部分的に浮き上がらないようにポイントポイントでシートを着けていきまして、脱気筒という煙突を取付るんです。工事後に残ってしまう中の湿気が熱が蒸発してきたら、脱気筒から抜けるような仕組みになっています。この「非粘着工法」は下地の状況や建物の構造体に対しての知識だったり専門的な技術が必要になります。
【AFTER】
「家の中で屋上が一番心配だったから、やっと安心できた。しっかりやってもらえて本当に助かりました!」と大変喜んで頂きました。
浴室は、もともとタイルの壁で冬はとても寒く、浴槽が深く入りづらいとお聞きしたのでシステムバスを入れることに。メーカーにも協力をしてもらい、再利用の24時間風呂の設備、そして追い焚きの兼用の設備を置けるようにフルリフォーム。
【BEFORE】
【AFTER】
お母様には「前は深くて跨ぐのが大変だったし狭かった浴槽が、入りやすくなって、広くもなって、足も伸せる様になったので、長い時間のんびり入る様になっちゃいましたと仰って下さいました。
セレクトしたバスルームはデザイン性も魅力のノーリツ「ユパティオ」
小鳥や蝶たちがお花の周りを楽しげに飛んでいる幸せの風景が壁面にデザインされています。
リフォーム完成を記念して、最後に皆さんで記念撮影♪
■STAFF 左:伊勢谷 右:齋藤
以上、「【リフォーム事例】長年の不安を解消。屋上の防水対策&お風呂リフォームをお届けしました。保険適用でのリフォームでしたのでお客様の自己負担はとても少なく、全てのお悩みを解決できました。
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